かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

つまずいた話。

師走は短い。

あっ!

・・・ちゅう間に、正月がやってくる。

師走って、本当は半月しかないんじゃないかとさえ、思うんだ。

でもって、
色々とやる事も多い。
だから短く感じるんだよって?そんな事ぁ解ってらい。

そんな中、
菩提寺冬至の祭事があり、初めてのお手伝いに参加してきた。
殿方は参拝客の受付やらお接待。
ご婦人方は厨房での裏方作業。私が参加するのはもちろん、裏方。
揃いの白い割烹着、手ぬぐいで頭を包み(忘れてしまい、先輩から借りました)、お料理やお茶の用意をするお仕事。

亡き父は、
オレ様親父パワー全開で総代長などやっていたらしい。
私も母も、そこら辺の事は全部父まかせだったのでよく知らなかった。

なので、供養の思いも込めて、今年は私が参加した訳でございます。

お寺はとても古く、裏方作業をする場所は土間で、山中の冷気が扉のすき間を抜けてくる。重ね着して来たけれど、元々足腰が冷えやすい私は、動きも鈍い(普段からだろってコメントは現在受け付けておりません)。

座敷にあがり、住職と役員さんの顔合わせと挨拶があり、終了と同時に持ち場に戻るんだが、そこで「事故」は起きた。

慣れない場所ゆえ、囲炉裏の角の出っ張りに気づかなかった私は、
左足で半ば囲炉裏の枠を蹴る様に、つまずいてしまった。

 

(・・・!!!!っ痛ぁ・・・・・・!!!)

一瞬、息が止まるほどの激痛だったけど、なんとか素知らぬふりをしてその場を離れた。

できるだけそーっと靴を履き、土間に足をおろした。

激痛!
足を地面に着けられない。
でもなんとか、なんとか、そっと足を動かして、ゆっくりと持ち場にもどれた。
身体中が硬直し、全身で痛みを受け止め、何事も無かったかのように、厨房まで戻った。

8年前の夏。
私は障子の桟に足の薬指をぶつけ、赤紫色に内出血した指は激痛で、レントゲン検査の結果、剥離骨折をしていた。
全治2ヶ月。
今回も、あの時と同じくらいの痛みだった。今度は中指が折れたなあ。
・・・その時は、そう思った。

お寺デビューの日に、朝の挨拶直後に骨折してリタイアとか、下手なコメディみたいな話だ。せっかく父の為に、と思ってやってきたのに、足痛いからイチ抜けまーす、じゃ、役員さん達にも迷惑がかかる。

私は激痛を隠し通す事にした。
幸い、ゆっくりなら、びっこをひかずとも歩けた(激痛は変わらんけど)。
私が一番若いのだから(どこでも高齢化問題はあるよね)一番動かなければいけない。
なのに、動けない。びっこをひいてたら気づかれる。とにかく、我慢だ。

昼食はお寺からお弁当が配られたので、座敷にあがり、ストーブのそばで円になっていただいた。正座しようとしたら激痛!斜め座りでなんとかしのいだ。

午後になり、祭事も終了して慰労の集まりがあった。
役員さんにお茶を出す時、敷居に蹴躓いた。・・・いったたたたたた(ノД`)
でも我慢、我慢。

やがて終了、解散。なんとか一日つとまった。

ヨロヨロしながら家に戻り、おそるおそる、靴下を脱いでみた。
案の定、左足中指は赤紫色の内出血があった。
人差し指から薬指までの、指の付け根と足の甲は青く染まっている。
こりゃ中指だけじゃないのかな・・・

とりあえず、家にあった固定用のテープで、人差し指から薬指までグルグル巻いて固定した。するといくらか痛みがひいた。

こりゃ行きつけの接骨院で診てもらうしかないよなあ。
でも、固定するだけで骨がくっつくなら、自分でテーピングして自力で治してもいいかな。

・・・そんな事を、その後丸一日考えてた。
でも結局、折れてるかどうかレントゲンは撮っておこうと思い、2日後に接骨院を受診した。
院長は青紫な私の足を見るなり「あ、駄目だな・・・」とつぶやいた。
だ、駄目って事は、アレですか?やっぱオレちゃったって事ですか(;゚ロ゚)

まずはレントゲン。

隣にある医院でレントゲンを撮ってもらった。

結果はと言うと、

 

「折れてませんねえ・・・」

私「へ?」

PCのモニターに映し出された私の巨大な(笑)足の骨は、きれいにくっついて揃っている。8年前に見た、下手に割ってしまった割り箸の様な骨折部分はどこにも無い。

折れてなーーーい!!(byジレット)

レントゲンデータの収められたDVDを持って接骨院に戻り、院長に渡して再び見てもらったが、
院長「折れてないねえ・・・?」

じゃなんでこんなに痛いんだ!!

もしかして、突き指、的な?? でも内出血は何故??

でも安静にしておいた方が良いのは間違いないので、冷やした後、湿布とテーピングをしてもらった。

院長「山育ちだと骨が強いのかなw」
私「いや、どうなんでしょうw」

10年前の骨密度検査では、実年齢より-12歳だった(つまり30半ば)。
それから大分経ってるし、さほどカルシウムを摂ってた訳でもないから、骨密度はかなーりスカスカだと思うんだけどねえ。

まぁともかく、

折れてなくてよかった。

足先をぶつけた当初は、
仏様に見放されたんじゃないかとやさぐれてた私だが、
折れてないと解るやいなや
仏様のご加護じゃ!ありがたや!と、なる私(笑)


激痛だったあの日から4日経った。
赤紫の内出血は大分薄くなったが、指の付け根の青あざは消える様子が無い。
歩く時、指と指の付け根の裏側が痛む。なのでちょっとびっこひいてる。
立っている時、足を床にぐっと押しつけるように立つと、痛くない。指が伸びるからかな?て事は突き指的な怪我かな。

どっちにしても、
今年は寝違えを2度やらかした(8月と12月)。
さらに難病再燃。下血が続いた。
そしてダメ押しの足指負傷。
メンタルも落ちたし、色々と慌ただしい日々だった。

2021年がこんな日々になるなんて、正月の頃には予想もせんかった。

天中殺と大殺界。怖いな。
来年はマジで良い年になって欲しい。

と言う訳で皆様、今年もお読みくださり、ありがとうございました。

来年もゆるゆると記事を書いて行きます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

良いお年をお迎えくださいませ。

追記。
その後も、左足中指の腫れは引かず、
やっぱり折れてるかもって事になった。
でも、ごく微細な欠けや亀裂じゃないかと。
まー、どっちにしても安静よ、安静。
痛みも日々軽くなってるしさ。