かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

ときどきミヤコ探検

先月の話なんだけど、絵の展覧会に行って来た。

年に一回、行くか行かないか、な、六本木にある美術館まで。
京都画壇を代表する日本画家、木島 櫻谷(このしま おうこく 1877~1938)の回顧展が開催されていて、たまたまその特集番組をテレビで観た私は、

「こんなスゴイ人がいたのね!」

と、初めてお名前と作品を知り、実際に鑑賞しようと思い立ち、年に一回行くかいかないかな六本木を目指したのだよ。
乗り換え案内アプリを駆使してw

その美術館てのは、ココ↓

sen-oku.or.jp
六本木と言うと、
10数年前のちょうど今ごろ、六本木ヒルズのイベント(確か金魚のなんとか)に誘われて行ってみたのを思い出します。ヒルズの展望台から見た東京タワーの「赤」が強く記憶に残ってます。

六本木一丁目下車、泉ガーデンのエスカレーターを登ります(写真左側)

高いビルに囲まれてる所に、こんなに緑豊かな場所があるのね

立派なクスノキ。この横に泉屋博古館入り口がある

テレビで放映されたせいか、館の入り口は入場制限がかかってた。
というか、チケット販売窓口への入場制限で、行列はそこまで。

artexhibition.jp木島画伯が残した膨大な写生帖にまず驚く。
スケッチをさほどしない自分、巧くならない訳よね(猛省)。
代表作として人気の「寒月」は残念ながら展示期間外だった為、観られず。
いつか京都まで行って、実物を間近で観たい!と思ったわ。

密度の濃い作品群に圧倒されながら観賞を終え、
併設のカフェで一息。窓の向こうの風景も素敵。

ハリオカフェにてケーキセット。なかなかイイお値段w
サイフォンで淹れたコーヒーが美味しい。

館を出ると、目の前はスウェーデン大使館。
その脇には、蝉時雨降る緑濃い歩道。

暑い日だったけど、緑の濃さに涼感を覚えました


山奥で暮らしていると、
見慣れた風景をずっと見ている訳で、
たまにはいつもと違う光景を見ないと、
何というか、そのまま埋もれてしまう気がして、時々焦る。

そういう意味でも、この日、ここに来られて本当に良かった。
絵を観ると言う目的以上のものを得た気がした。

ときどき、ミヤコは探検した方がいいね。

また、出かけよう。