かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

昔は「友達」だったのにね~

前回の投稿で、
 ずっと観よう観ようと思って居るうちに、
  映画ってのは上映が終了してしまう事はよくあります」

と書きました。
まだ上映続けるだろうな、と思い込んでいる作品に限って、
気がつけば終了間近だったりします。

そうならないうちに見ておかないと!

と言う訳で、今回も映画ネタです。

今回見て来た映画はコチラ↓↓↓


映画『キングコング:髑髏島の巨神』予告編

キングコングと言ったら、
私の様な昭和半ば生まれが最初に見たのはアニメだったと思います。

夏休みが始まると、午前中は宿題も外遊びもせずにテレビにかじりついていました。

「夏休み子供劇場」とか「夏休みマンガ大会」等の名が付いた、子供向け番組が放映されるのです。

実写では「悪魔くん」「河童の三平」「ジャイアント・ロボ」などを観た記憶があります。
アニメは当時「テレビマンガ」と呼ばれていて、
アメリカのテレビアニメや国産アニメの再放映でした。

その中にあったのが「キングコング」でした。

アニメのキングコングは、人間の味方でした。
子供たちと仲良しで、悪い奴らをこらしめ、困っている人を助ける親切で優しい巨大なゴリラでした。

♪♪キング~コングは友達さ♪♪
藤田淑子さんが唄う主題歌は「友達」だと言ってますね。

でも、本当は、
見世物にされてNYに連れてこられ、金髪美女を人質にして、エンパイアステートビルをよじ登った末に攻撃されて墜落し、あえなく死亡、と言う切ない物語だって事を知ったのは、大分後になってからです。

今、キングコング、と言うとお笑い芸人コンビの方が有名かもしれませんねw


なので、今更キングコング?と、期待度は低かったのですが、
鑑賞した人の好評価率が高いと解ると何だか見に行きたくなりますw

映画を観るにしても、本を読むにしても、
他人の評価で選ぶ事に違和感を持ちつつも、やはり参考にはしています。

面白かった!! と言う人が多ければ多いほど観たくなる自分を少し嗤いつつも、
GW中のある晩に鑑賞決行です。

トーリーを簡単に説明いたしますと、
ベトナム戦争が米軍の完全撤退によって終わりを告げた1973年。
アメリカの特務研究機関「モナーク」の工作員、ランダと若き地質学者ブルックスが、ランドサット(地球観測衛星)が撮影した地図に無い島の調査隊を編成する事になった。

未開の地へ向かう輸送部隊はベトナムで本国帰還を待つ空軍のヘリ部隊が招集され、
ランダとブルックスは、サイゴンの夜の街で元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)の大尉、コンラッドと接触、調査チームのリーダーを引き受けるよう要請する。
コンラッドは危険が伴う仕事だからと高いギャラを要求したが、ランダとブルックスも容認した事から、リーダーになる事を承諾した。

更に調査チームには戦場で写真を撮り続ける女性カメラマンのウィーバー、ランドサットから派遣された科学者も加わって、謎の島「髑髏島」に調査隊のヘリは飛び立った。

調査団は島の上空からサイズミックを投下して爆破させ、地質を調べるのだが、そのさなかにヘリコプターが次々と巨大なサル?に襲われ墜落、爆発・炎上する。
パニックに陥る調査隊。かろうじて生き延びた数名もちりぢりになってしまい、音信不通。

アメリカ空軍のヘリ部隊を指揮していたパッカード大佐は、部下を目の前で殺された怒りに燃え、復讐を誓う。
調査隊のリーダー、コンラッドウィーバーも、墜落したヘリから何とか脱出し、生き残った僅かな兵士と共に島を移動し始める。
やがて彼らは島に生きる部族や、太平洋戦争で島に不時着し、以来28年間も密林で生きながらえたマーロウ中尉と出会い、巨大なサル【キングコング】が島の守り神である事、他に凶悪な巨大生物がいて生命を脅かされるも【キングコング】が島民を守っている事を知り、何とかして他に生き残った仲間と合流して島を脱出する為に動き出す。

島で破壊行動をしなければ、穏やかで知能の高い「キングコング」。
傷だらけになりながら、どう猛な巨大モンスター・スカルクローラーと戦い、島の平穏を守ろうとする【キングコング】の姿に、コンラッドウィーバーは畏敬の念を抱くようになるが、殺された部下の復讐に燃えるパッカードは、ありったけの武器弾薬をつぎ込んでコングを倒そうと画策するのだった・・・

怖そうで実は優しい、と言う設定は、目新しさは無くともやはりツボです。

CGとは言え、腕を振り回して片っ端からヘリを潰して行くコングの凶暴ぶりは恐ろしく、それが実は穏やかなヤツだなんて、ちょっと胸きゅんなのだ(笑)

監督は日本のアニメに強い愛着があるそうで、
太平洋戦争でマーロウと共に生き残った日本兵の名字が「イカリ」。
言わずもがな、新世紀エヴァンゲリオンの主人公、碇シンジの名字だし、
中国人生物学者の名前が「サン」で、これは宮崎駿監督作品「もののけ姫」のヒロインと同名。
キングコング】と死闘を繰り広げるスカル・クローラーは、前述のエヴァンゲリオンに登場する使徒「サキエル」と宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」のカオナシをモデルに創り出されたキャラだそう。
(でも、私と加とさんは、サキエルと言うより同じくエヴァに登場した「量産型エヴァ」を想起させるデザインだったと思っているんだけどね)

他にも、
夕日に向かって飛ぶヘリはF・コッポラ監督の「地獄の黙示録」へのオマージュ。

コングを倒す執念に取り憑かれたパッカードはサミュエル・L・ジャクソンが演じているのだけど、この方・・・顔がとってもコングに似てる(笑)
それを狙ったキャストなのかなぁ。迫真の場面でも似てるもんだからついつい笑ってしまったよww

調査隊のリーダーでイギリス軍特殊部隊の大尉だったコンラッドは、イギリス人のトム・ヒドルストンが演じていて、これがなかなかクールなイケメン。
無益な殺し合いは自然を破壊し、更なる悲劇につながる事を誰よりも解っているから全力でパッカードを止めようとするんだけど、パッカードには通じない・・・


この映画、エンドロールの後に続編がある事を予告する様なエンディング映像があるので、エンドロールで席を立たないように☆

それがまた・・・日本人なら「あああ~~~ww」と笑ってしまうような、オマケ映像と効果音なのですよ(笑)
  巨大な我とか、頭が3つある生き物とか、二足歩行の爬虫類型生き物とかね(笑)

いやー、面白かった!
4DX3D版で観たかった!(座席が振動したり水しぶきが飛んだり、光ったり煙が出たりするアレです)
もう1回観たいなーと思ったくらいです。
去年「シン・ゴジラ」を観て楽しめた人ならきっと面白いはず(多分)
気になったら映画館へGO!!


・・・って、

調べたら、殆どの映画館が12日で上映終了ですってよ!!

えーっっ!!!Σ( ̄□ ̄;)