比べずに見よう☆
ずっと観よう観ようと思って居るうちに、
映画ってのは上映が終了してしまう事はよくあります。
最近はその逆で、まだ上映してるのかと驚く事も。
最近のオドロキ。
『君の名は。』まだやってんのかよ!!!!
それはまー良いとして・・・w
観たい。
けど、いつ観に行こうか。
なかなか予定が立たない事は多々あります。
先週も加とさんと「いつ、何時の回をどこで観るか?」で散々比較検討し、
私「今夜も9時20分から、わかばでやってるんだよね」
加「行く?」
私「・・・これから?(時計を見る。午後8時)」
加「今から行けば間に合うけど・・・どうする?」
私「・・・いいけど(;゜ロ゜)」
加「んじゃ、行くか!」
私「行くか!」
加「よし!」
晩ご飯食べて片付け終わってお風呂も湧かした後でしたが、
即行で着替えて(シャツを取り替えただけじゃ)財布とメガネとスマホ持って、靴履いてGO!
思い立ったが吉日、ですから!
何を見に行ったかって?
これじゃ!↓↓↓
『ゴースト・イン・ザ・シェル』 本予告
1995年に劇場公開された士郎正宗原作・押井守監督のアニメ作品を、ハリウッドで実写化。
主人公は日本人。それをハリウッドで実写化・・・となると、誰が主人公の『草薙素子(少佐)』を演じるのかと思ったら、美しいスカーレット・ヨハンソン。
※キャスティング発表時、アメリカでは東洋人を白人が演じる事に人種差別じゃないかって批判が巻き起こったらしいけど、ハリウッド版なら白人起用もあり得る事だろうから、特に問題だと思わないけどねえ・・・※
じゃ、名前はどうなるんだろう?
白人女性のスカヨハに『Motoko Kusanagi』と言う名前をつけたらビミョーじゃね?
でもやっぱり主人公は『草薙素子』がしっくり来るよなぁ。
などと、観賞前は色々考えていましたが【オリジナルとの比較検討】はしない方が映画を楽しめると思い、上映直前に封印。
どんな映画でも大体そうなんだけど、オリジナルと比較したら、どうしたってオリジナルの方が良く見えちゃうのは避けられない。
先日も大ヒットコミック「3月のライオン」の実写版前編を観賞してきました。
羽海野チカさんが描く、ほのぼのとした絵柄を実写化するとどうなるのか興味津々でしたが、2次元のコミックと3次元の実写を比べたらどうしたって違和感は湧いてしまう。
「3月のライオン」の原作漫画は将棋界で繰り広げられるドラマの他に、下町に住む3姉妹と主人公の暖かくて優しいふれあいがコメディタッチで描かれているけれど、
実写映画の前編は「将棋の家の子」として育てられた少年・桐山零の悲しい生い立ちや次々に迎える盤上での死闘、棋士同士の確執・友情、義理の姉弟との間に広がる軋轢と歪んだ愛情・・・そう言ったハードな面が強調された展開で、原作ファンは不満も多かった様子。
これまで観てきた漫画原作の実写やアニメで、原作より良い!と思えた作品はどうしても少ないので、今回もそういうレビューに傾く事と前もって割り切って、
原作との比較は出来るだけせずに、オリジナルを観るような感覚で観賞しました。
そうやって観た方が楽しめる気がします。
「3月のライオン」前編も、とても良かったです。
話を「GHOST IN THE SHELL」に戻しましょう。
午後8時。
急に思い立って出かける支度をして車に乗り込み、いざ、ユナイテッドシネマわかばへGO!
・・・ですが、9時20分からの回は【4DX3D】の特別興行枠でした。
4DX、と言うのは、昨夏「シン・ゴジラ」の観賞時に体験しましたが、いわゆるレジャー施設などにあるシミュレーションシアターの様なもので、スクリーン画像に合わせて座席が振動したり、前の座席背もたれから水しぶきが飛んだり、自席の背もたれから強い風が吹き付けたりする「どーだすごいだろ!演出」が付いた上映です。
しかも3D。
これは一昨年の夏に観た「ジュラシック・ワールド」で3Dグラスをかけて観賞しましたが、まー、別に立体映像でなくても十分恐竜さん達は怖かったですよ。
そういう特殊効果にはそれほど興味が無くて・・・
てゆうか、普通でいいよ!!
ではどうしてその枠での上映を選んだのかと言うと、
日本語吹き替え版だからです。
今回の日本語吹き替えは、1995年のアニメ版GHOST IN THE SHELLで、キャラクターを演じた声優さん達が吹き替えを担当しているからなのです。
これは大きい!
アニメ版と比較はしない、と決めていたけれど、アニメ版で馴染んだ声を再び聞けるヨロコビの方が勝りましたw
特に、草薙素子を演じた田中敦子さんの深みと強さのにじむ声が良い!最高!
ちなみに、4DX3D吹き替え版は、
オトナお一人様3,200円でございます。
た、高い・・・((((;゜Д゜)))))))
がしかし、私と加とさんは「夫婦50割引」というサービスが適用されるので、
お二人様で5,000円でございます。ー1,400円。(3Dグラス付き)
それでも一般料金1,800円より割高。
※一般上映は夫婦50割引だとお二人様で2,200円です※
映画の感想ですが、
面白かった! です。
スカーレット・ヨハンソンがやっぱりとても美しい。
名前は草薙云々ではなく、ミラ・キリアンと言う名前でしたが、
ちゃんと「草薙素子」の名前も意外な所で出て来ます。
日本からの参加は荒巻役のビートたけしさんだけだと思っていたら、
桃井かおりさんも重要な役どころで出演しています。
桃井さんは字幕版では台詞を英語で喋っていますが、吹き替え版では桃井さん本人が演じているのかと思ったら、桃井さんの声そっくりに、声優さんが演じていると解り、二度ビックリ!\(◎o◎)/スゲー!
3Dの巨大な立体広告が揺らめく香港のビル群。
どこかで似た風景を見た事あるなぁと思って居たのですが、30年以上前に
ハリソン・フォードが主演した「ブレードランナー」の街並みを思いだしました。
雑居ビルとビルの間に細長く見える空を飛ぶジェット機。
これはアニメ版にも出て来る光景。
そこかしこに、アニメ版へのオマージュが散りばめられています。
(ああ。比較せずに観賞、と言ったけど、やっぱりどうしても並べて観ちゃう私)
全身を義体化し、わずかに残った脳と【魂=GHOST】を移植して誕生したミラ。
義体化に成功したオウレイ博士をフランスの女優、ジュリエット・ビノシュが演じているのですが、若かりし頃の可愛らしいビノシュの記憶が残っていたので、貫禄ついたなーと実感。さらに私と同年代と解って三度目のビックリw
ミラの相棒となるバトーは犬好きで、アニメ版の続編「Innocence」ではバセットハウンド(ハッシュパピーのマスコット犬)を飼っていますが、実写版では面倒を見ていた野良の1匹(バセットハウンド)を身近において可愛がるシーンが出て来ます。
賛否両論あるようですが、なかなか面白かったですよ。
楽しもう、と思ったら、オリジナルはなるべく頭から消して見る事です。
ほどほどにオリジナルと比べつつ観たい人は吹き替え版を強くオススメ☆
映画が終わり、エンドロールのところで、
アニメ版ファンだったら「おおおー(≧ω≦)♪」と言う気分に浸れます。
それが何か?は観てからの お・た・の・し・み♪(滝川クリステル風味で)