願いは叶うと信じよう
昨日、婦人科に定期検診に行ったあとに映画を観てきました。
原作を読んで、いつか映画化されないかなーと思っていたので、公開決定は心から嬉しかったです。
原作はコチラ↓
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)
- 作者: 石川拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/04/12
- メディア: 文庫
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でも、オススメなのはコチラ↓
- 作者: 木村秋則
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: 単行本
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- 作者: 木村秋則
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2013/05/24
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原作本はライターの方が書かれたものですが、オススメ本はこの実話の主、木村秋則さんの言葉で書かれているので非常にリアルに感じます。
木村さん(阿部サダヲ)は農薬過敏症の妻(菅野美穂)を助けるために、農薬無しでは到底実が成らないと言われたリンゴ栽培で、無謀とも言える無農薬栽培に乗り出しました。
が、その道のりは壮絶で、一家はたちまち無収入=極貧となり、村人からは「かまど消し」(ごくつぶし)と罵られ、あげくに村八分にされてしまいます。
自然の物質で繰り返し害虫防除実験を繰り返す木村さん。が、ことごとく失敗。
リンゴの木から葉は枯れ落ち、残った葉には毛虫などがびっしりとはりつき、あっと言う間に食い尽くしてしまうありさま。
そんな娘婿に、義父(山崎努)は全財産を差し出し、黙って応援し続けます。
極貧生活は子供たちの学校生活にも暗い影を落とします。
が、妻も家族も、夫の格闘を支えるために困窮に耐え続けます。
ストレスから熱を出し、円形脱毛になった長女の苦しみを知った木村さんは、もはやこれまで、と死ぬ事を選びます。
ロープを持って深い山に入り、枝にロープをかけようとした時、視線の先に1本の樹木がある事に気づきます。
奥深い山中、虫が沢山飛び交う中で、枝葉に虫が1つもついてないクルミの木でした。
木村さんは思わず駆け寄り、根元がふっくらと柔らかい土で覆われている事に気づきました。
病害虫防除に必要なのは、除草でも薬剤散布でもなく、「土」だったのです。
一度は死のうとした木村さんは再び立ち上がり、リンゴ園の土を入れ替え始めます。
そして・・・11年目の春、リンゴの木が花を付ける時期になりました。
木村さん夫妻が目にしたのは・・・真っ白い可憐な花をつけたリンゴ畑の木々でした・・・
前回「くちづけ」を鑑賞した時は切なくて悲しい涙が沢山こぼれたのですが、今回は良かったね!本当に良かった!!という嬉し涙でした・゜・(PД`q。)・゜・
木村さんの著書を読むまで、リンゴがいかに沢山の農薬が使われているかという事を全く知りませんでした。
私はリンゴが大好きで、毎日食べても飽きません。酸味が強い「紅玉」が手に入った時は、アップルパイも作ります。
体調を崩した時は、リンゴ1個とニンジン1本をジューサーで絞って飲みます。
丸ごと食べる時はなるべく皮を剥きません。
でも、農薬の事を知ると、やはり皮は剥いた方がいいかなって思うようになりました。
あるいは、よくよく洗って食べるとかね。
木村さんの著作の方には龍に遭った話やUFOに連れ去られた時の話などが出て来ます。
これをどう捉えるかは読んだ方におまかせですが、私は真実だと信じています。
11年もかかったとは言え、無農薬栽培は木村さんでしか為し得なかった事でしょう。
そして、それが挫折しないように「見えないなにか」がずっと彼を見守っていたと思えるのです。
安易に助け船は出さない。それは「彼ら」が木村さんは必ず成し遂げると「解って」いたから。
木村さんの苦闘の日々を思うと、私なんかまだまだ甘いなと思ってしまいます(笑)
ここまでどん底の経験はしたことがないので。
でも、この偉業達成も、木村さん1人で出来た事じゃない。
極貧のなか、彼を全力で支え続けた妻・美栄子と父を信じた3人の娘達。
娘婿のひたむきな目に全てを賭けて従った義父。
幼なじみで、常に親友を見守り、時には叱り飛ばしたもっちゃん(池内博之)。
養子先で無謀な事に挑戦し続ける息子を案じ続ける実父母と兄。
借入金返済の期日を待ってくれた信用金庫の支店長。
彼等の、温かくて静かな見守りがあったからこそ、無農薬リンゴは実ったのでしょう。
人は1人では生きて行けない。沢山のフォローがそこかしこにある。
それを感じずには居られませんでした。
諦めちゃいけません。人生は諦めたら終わりです。
願いは叶う!そう「信じる」事が大事です。
映画『奇跡のリンゴ』予告編 - YouTube
この映画で、それを再認識出来ました。
オススメです。