4DX初体験~ゴジラはとってもデカかった
8月に入り、
夏休みモード全開と言った感じの今日この頃。
映画館もさぞかし満杯・・・なのかな。
正直言うと、この時期の映画館はあまり行きたくないです。
オトナは静かに映画を鑑賞したいのですが、作品によってはそうも行かない場合が多いですね。
例えばジブリ作品。
公開されると老若男女がこぞって映画館に足を運びます。
「もののけ姫」の時は、上映時間中ずっと2歳くらいの幼児がすっかり飽きちゃってぐずりまくり、クライマックスってところでギャン泣きと言う罰ゲームレベルの騒音・・・
「風立ちぬ」の時は隣の座席に座った中学生女子3人がずーーーーーっとベチャベチャお喋り&お菓子バリボリ、あげくにトイレに立ってゴソゴソ動き回ると言う有様でしたわー。
夏はオトナ向け(ただしアダルト系は除く)映画に限ると思うのでありますが、
そうは言っても観たい映画もあります。
今夏は「シン・ゴジラ」でした。
『シン・ゴジラ』予告
今年はゴジラ映画第一作の公開から61年だそうで。
私自身は、第一作目の「ゴジラ」は、テレビ放映された時にごく一部を観ただけで、最初から最後までフルで鑑賞した事はありません。
子供時代にモスラやキングギドラが出てきた作品を観た事はあります。
がしかし、内容はもう覚えていません。
1998年にローランド・エメリッヒ監督が制作し、あどけない顔のマシュー・ブロデリックが主演したハリウッド版「GODZILLA」は恐竜みたいなゴジラに違和感を感じましたが、アメリカ人が思う「怪獣」ってのはこんなもんだろうなあ、と思っていました。
2014年にはギャレス・エドワーズが監督を務め、渡辺謙さんも重要な役で出演したリメイク版「GODZILLA」が公開されましたが、こちらは日本人にも受け容れてもらえるような内容になっていて、アメリカの人たちもゴジラが日本人にとって大事なキャラである事をちゃんと理解してるんだなーと思いました。
それから2年。
久々の国産「ゴジラ」がスクリーンに登場した訳です。
総監督は、エヴァンゲリオンシリーズの生みの親、庵野秀明氏。
実を言うと、加とさんは相当なエヴァヲタ。
1995年放映の「新世紀エヴァンゲリオン」テレビシリーズのタイトルと概要を全て把握してるし、劇場版ヱヴァンゲリヲン「序」「破」「Q」は劇場とDVD合わせて10回以上鑑賞してる筋金入りマニア。
(私自身は、エヴァも良いけどガンダム派)
そんなですから、今回の「シン・ゴジラ」には並々ならぬ期待をしており、いつ観に行くかずっと考えておりました。
どうせ混んでるなら早いうちに観てしまおう。
ってんで、急遽先日の日曜夜に映画館へ出かけました。
遅い時間なら、お子ちゃまも少ないだろうし・・・
それは見事に当たりました。お客はオトナばかり。
がしかし・・・
パンフレットが売り切れと言う憂き目に遭いました。。
。゜(゜´Д`゜)゜。
劇場に着いた時間で一番早く観られるのは、4DXと言うスクリーンでした。
よく遊園地等にあるシミュレーションシアターの様に、座席が画面に合わせて上下したり振動したりガタンガタンと衝撃が響いたり、前の席の背もたれから水しぶきやら突風が吹き付けるわ足下ではふくらはぎに何かがごつごつ当たるわ、ミサイル発射の画面ではヘッドレスト付近からビュービュー風が当たるわ、アトラクションみたいな仕様になっているのです。
いや、そういう「おまけ」はどうでもいいんですけどね・・・
とは言え、夜も遅いし早めに観てしまいたいので、初めてでしたが4DXスクリーンで鑑賞する事にしました。
料金は通常の一般料金より1000円も高いのですが、夫婦50割を使うと一人分プラス300円で鑑賞出来ます。ラッキー!
映画の感想ですが・・・
核心部分をネタバレしない様に書いてみます。
庵野秀明総監督が作るゴジラですから、どこかしらエヴァ風味。
加とさんは終始ニマニマしながら鑑賞していました。
映画のBGMで、エヴァのものが使われていたり、ちょっとした台詞にエヴァンゲリオンっぽいものがあって、エヴァ好きだったらテンションが上がります。
例えば、
「全弾命中!」なんて台詞ににやにやしちゃうのはエヴァヲタならでは(笑)
ゴジラの登場シーン。ちょっとビックリしましたw
「え?あんな顔だっけ?」的な驚きがあります。
320名以上と言う、出演者の数にも驚きです。
ギャラが高そうな有名俳優や、最近人気のイケメン俳優が、チョロッと出てきて終わり、と言う非常に「贅沢」な使い方をしています。
また、アクの強い個性的俳優が勢揃いなのですが、あえて存在感を押さえたフラットな演技をしているので、非常にリアルに感じます。
主演は長谷川博己さん。超イケメンでも個性的なタイプでもない彼が、未曾有の事態に巻き込まれて奔走する内閣官房副長官・矢口を丁寧に演じています。
長谷川さんが主演だからこそ、巨大生物・ゴジラの存在感が更に増した様に思います。
(これがさ、某J系タレントのKTさんの様な、そこに佇むだけで存在感と美貌が光る芸能人だったら、ゴジラが霞むww)
さらに、台詞がもぉ膨大!
これ、台本は相当厚いだろうなって想像出来ます。
ゆっくりしゃべっていたら、上映時間をはみ出す勢い。
だから、役者さんは全員猛烈に速くしゃべる!
しかも、専門用語がズラズラ出てきて、全然聞き取れない罠。
日本人なのに・・ヒアリング能力が足りない(´;ω;`)
膨大な台詞を早口・・・役者さんは相当大変だったと思われます(特に石原さとみと市川実日子)
ゴジラ、と言えば、避けて通れないのが、放射能。
「シン・ゴジラ」でもヤツは放射能をまき散らし、放射性物質をエサにしている為に原発を目指す。
日本人にとって、とても辛い状況が東京で起こる訳です。
必死で食い止めようと頑張る自衛隊員も内閣関係者も残らず被爆した事でしょう。
がしかし、食い止めなければならない。たとえ、我が身が滅びようとも、日本を守らねばならない。
矢口は走り回ります。
矢口を助けて脳みそに膨大な汗をかく理系の専門家集団。
そして、彼らはゴジラを食い止める為の作戦を遂行します。
名付けて、○○○○作戦!
・・・ここでも、エヴァファンは頬がゆるんでしまうネーミングw
あああ。
もうね、泣くよ。。゜(゜´Д`゜)゜。
色々あるけど、
日本に生まれて良かった、とさえ思うよ。
天変地異に翻弄され、痛ましい事件が勃発し、心がすさむ事があったとしても、
日本人に生まれて良かったって思える。
「シン・ゴジラ」は、そんな映画でした。
加とさんはまた観に来たいと申しておりました。
会社帰りに映画館行っちゃう!とも。
(映画館のポイントが溜まってるので、2回分無料になるらしい)
私もまた観たいなと思いました。
だって、台詞が膨大&早口過ぎて、何言ってんだか解らない部分が結構あったので・・・(^0^;)
もちろん、
エヴァンゲリオンを全く知らなくても楽しめますからご安心下さい。
庵野さんも、
これで心置きなく「シン・ヱヴァンゲリヲン」の制作に邁進出来るでしょうか。
一方で、
「シン・ゴジラ2」とか出来たらうれしいな(笑)
どっちを先に観たいか?
今の時点では、ゴジラの方に一票入れたいと思いますw
そのくらい、観て良かったと思う作品でした。
ただ、4DXスクリーンはもう良いかな(笑)
普通のスクリーンで十分です(笑)
ゴジラ登場シーンで水しぶきが噴出して、
かけていたメガネに水が盛大にかかりましたよ・・・(^0^;)
自衛隊のヘリが発砲する時は後頭部に突風がバンバン吹き付けるし(笑)
そういうのが楽しいと思うなら、良いけどねw
2回目はいつ行こうかな・・・