かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

見守ってくれて、ありがとう・・・

猫を飼ってる人なら解ると思うのですが、
時折、部屋の一隅をジーーーーーーーーーッッ・・・・・・・・と眺めている事がありますよね。

アレは一体何が見えているのでしょう?(怖)
一説によれば、
空中を飛んでいる小さな小さな羽虫を追っていると言われます。
が、羽虫説が有力ならば、真冬にも羽虫は飛んでるのでしょうか?
極寒に、あんな小さな小さな、吹けば飛ぶような虫が、卵から孵って羽化するんですかね?
昆虫の事はファーブル先生に聞かないとわからんね(笑)

私はいつも、朝5時半に起きて朝食の用意をするのですが、猫たちも丁度その頃か、もっと早い時間(4時とか3時)に起きだして活動しています。
メイ(♀4歳)は他の猫たちと違って、居間のコタツや応接間のソファにあるクッションで一人で寝る方が多い子です。
昨日も、応接間に積んであった客用座布団(毛だらけ・ひきつれだらけでもぉお客さんには使えない・涙)で眠っていたのですが、私が見た時、彼女は応接間の天井の一隅を凝視していました。
つられて視線の方向を見るも、なんにも「いません」し、動くものなど確認出来ません。

いつもなら私の気配に「ムギャー」とか鳴いてご飯をねだるのに、そばに私が立っていても上方のガン見はやめません。

なんだろう?何が見えていたんだろう?・・・

メイと同じように、
私にも「見える力」が備わっていたとしたら、そこに何が見えるのでしょうね。


亡くなった妹?
12日が命日で今年は23回忌ですから。
祖父母?
二人ともうんと昔に亡くなりましたが、猫好きな人達でした。
それとも、
以前飼っていた猫や犬たち?
後輩猫たちの暮らしぶりをのぞきに来たのかな?

こればっかりは「見えないと」わかりません。

加トサンは時々、そういうモノが見えたりします。

10数年前の春の夕暮れ、当時飼っていた犬を散歩させる為に、加トサンは林道を上がって行きました。
あるお宅の前まで来ると、夕闇にぼんやりと人影が見えました。
白い着物を着たおばあさんで、白髪を長く伸ばして庭先に佇んでいました。
加トサンはそのおばあさんに、
「こんばんは!」と挨拶したそうです。
おばあさんは一言も応えず、ただジッと、加トサンと犬を眺めていたそうです。
犬もジッとおばあさんを見つめていたのですが、ふいに先に行こうと歩き出したので、会釈をして加トサンも再び林道を上がって行きました。

帰宅後、加トサンは私に、
「上に上ってった家のおばあさん、何て言う名前?」と尋ねました。
私は「え?どこの家?どんな人だった?」と聞き、加トサンの説明を聞いているうちに背筋が凍り付きました。

その家のおばあさんは、実は2週間ほど前に心臓発作で亡くなっていたのです。
生前、私も何度か見かけた事がありますが、寝間着にざんばらな白髪を長く垂らし、遠くを見るような目で縁側に座っていました。

亡くなった時も、縁側で座ったままでした。

「庭に立っていて・・・ぼんやりこっちを見つめてたんだよねえ・・・」
現在、そのお宅には息子さんが一人で暮らしていますが、我が子が心配だったのでしょうか?

また、加トサンは家でも色々と見えているようで、
赤い半纏を着た丸顔の女の子が、ソファに座っているのを目撃しています。
多分それは、22年前に亡くなった妹じゃないかと思うのですが、確証はありません。

メイが部屋の上方を凝視するように、加トサンも居間のコタツで上の方を見上げたら、見知らぬ顔が浮かんでいたそうです(怖)

我が家の猫は白黒♂1頭と、キジトラ♀が2頭ですが、時折、キジトラがもう1頭見えるとか。
玄関に向かってタッタッと歩いて行くキジトラ・・・それは多分、白黒♂(ふうちゃん)と仲が良かったご近所の「若」♂じゃないかなって思います。
ふうちゃんが大好きで、よく遊びに来ていたのですが、急病であっけなく逝ってしまいました。
オス同士の猫は外で会うと大抵喧嘩に発展するのですが、ふうちゃんと若は一切喧嘩せず、とても仲良しでした

亡くなった今も、遊びたいのかもしれません。が、ふうちゃんは御年12歳で、遊ぶのには少々年を取りすぎてますけどね(笑)

加トサン、最近はそういう現象が見える回数も大分減ったようですが、「聞こえる」事もあるそうです(怖)

一昨日の深夜、ふいに目が覚めたら、部屋のドアの近くで「誰か」がくしゃみをしたそうです。
私はと言うと、ぐうぐう爆睡していたそうで(笑)、くしゃみなんて全く記憶にございませんがw

「誰かが部屋にいたんだよ。で、くしゃみをしたんだよ」と加トサン。
「じゃあ、きっとその人は生前、花粉症だったのね。今ちょうどピークだしねえw」と私。

ちなみに、我が家で花粉症なのは、私1人です。
アレルギー反応が出るのは、スギ花粉ではなくヒノキ花粉なので、症状が出るのはまだ少し先になります。

霊やオーラが見える人を、私は長らく羨ましいなあと思って来たのですが、やっぱり良く考えたら、そう言う能力は色々面倒くさいかもしれませんね(笑)

見えなくても良いものが見えてしまう、というのは、当人には相当な負担かもしれません。
心霊写真なども、何かが写りこんだ・・・なんて経験はほぼゼロだし。
その方が、社会で生きていくにはラクなんだろうと思います。

もし私の背後に、
ご先祖さまや守護霊さんなどがずっとついていて見守ってくれるのだとしたら、こんなに嬉しくて頼もしくて有り難い事はないなあ。
残念ながら、加トサンにはそこまで明確に見える力はないそうです。
もし、目の前に「彼等」が現れてくれたのなら、心からお礼を言いたいです。

今まで見守ってくれて、本当にありがとうございます。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

・・・ってね。