かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

続いていた物語〜奇跡は生まれ、命は繋がる

さて、
前回私はクリストファー・ノーラン作品ネタを投下したのですが、
一ヶ月経って、
今度はリドリー・スコット作品ネタを投下してみました。

なにげに映画鑑賞は好きなのですよ。ええ。

リドリー・スコットと言うと、

真っ先に浮かぶのが「エイリアン」(1979年) です。

f:id:nohohonkajika:20171103222117j:plain



あれは怖いっ!!!!
それまで「怖い映画」と言うと心霊モノしか浮かばなかった私に、

「宇宙の未確認生物は怖いぞ」

という新たな恐怖を持ち込んだ「記念碑的作品」です(笑)

その時に、
リドリー・スコットと言う人は、人の心を揺さぶる映像を創りだす事に長けた人なんだなと若輩ながら強く感じました。
( その後、エイリアンはジェームス・キャメロン監督によるパート2が制作され、リドリー・スコット作品の様なヒタヒタと忍び寄る恐怖・・・ではなく、SFアクションと言う様相を呈したものになった←それはそれで面白かったけど)

 

 

エイリアンを観てから、3年ほど経った頃。
私は御茶ノ水のデザイン学校で造園デザインを学んでおりました。
インテリアデザイン科の生徒と合同の授業で、街を彩るオブジェの制作をグループで行う事になった時、同じグループのオノガキくんから、

「この映画知ってる?これはいいよ! 凄い面白かった!観た方が良いよ!」
と、熱心に勧められたのが、この映画でした。

f:id:nohohonkajika:20171103223500j:plain

リドリー・スコット監督作品『ブレードランナー

舞台は2019年の近未来。
人間の代わりに労役などを担う人造人間「レプリカント」が「進化」して、人間に刃を向ける様になり、その殲滅任務を負った捜査官・デッカードハリソン・フォード)と反逆レプリカントの闘いを描いた作品で、公開当時はさほど人気が出なかったものの、クチコミで人気が広まり、再上映やディレクターズカット版公開など、根強い人気を保つカルトムービーとなりました。

私も、オノガキくんに言われるまで公開すら知らず、熱心に勧められても今ひとつ腰が重くて、そうこうしているうちに上映終了。

うんと後になって、レンタル店にて借りたVHSビデオで視聴したのでした。
もうね、映画館で鑑賞しなかった事を悔やんだ悔やんだ・・・


ハリソン・フォードの魅力全開で、美しいレプリカント、レイチェルを演じたショーン・ヤングや宿敵レプリカント役のルトガー・ハウアーダリル・ハンナの強烈な演技に釘付けっすよ!

その後、ファイナル・カット版も視聴し、音楽を担当したヴァンゲリスの旋律に改めて心奪われました。

超大作、と言うカテゴリには入らないけれど、
斬新な映像は35年経った今でも凄いなぁと感じます。

で、ですね、その続編がですね、なんと今年、封切られた訳ですよ!
舞台は、「あれから30年」。
綾小路きみまろ氏は「あれから40年」と言うネタでオバサマ連中を笑わしてますが←違う

ここでストーリーを書いてしまうと、
「衝撃の展開」にビックリ出来ないので書きません。

まさに、

「そう来たか!!!」と思わせる展開でした。

とりあえず、予告編だけ観て下さいまし↓↓↓


映画『ブレードランナー 2049』予告2

今回、リドリー・スコットは製作総指揮に回っていて、監督は「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ

「メッセージ」も良い映画でした。
ヴィルヌーヴ監督作品と聞いて、ああ、それなら観に行きたいわ♪と思ったのでした。

30年と言う歳月の残酷さと、
人間によって造り出された「一生」を生きるしかないレプリカントの悲哀。
そして、そこに「奇跡」が生まれ、
希望を見出した「彼ら」の新たな闘いは始まり、
「創造主」は新たな歴史を造り出す事を否定する。

それから・・・
一つの希望は打ち砕かれるものの、
産み落とされた「奇跡」は守られていく。

・・・と、ここまでしか書けません。

最後の最後、
老いデッカードハリソン・フォード)がガラス越しに「奇跡」を観る事になるのですが、
ほんの数秒、何とも言えない表情をします。
切なく、辛いけど、希望も残るシーンでした。

ストーリー展開からして、続編は絶対あるはず!回収してないネタがあるもんねw

数年先でしょうが、出来れば早めにw
今度は35年もかけないで作っていただきたいw

映画の中盤で、

主人公の捜査官「K」に話しかける娼婦マリエッティを演じる新進女優のマッケンジー・デイヴィスが誰かに似てる・・・誰だっけなあ・・・誰だろう・・・

と、鑑賞しつつそっちも気になり、帰宅後も延々思い出そうと頑張った結果、

思い出した!!!

80年代に活躍していた女子バンド「バングルス」のドラマー、デビー・ピーターソンだ!!!
「マニック・マンデー」は結構好きな曲ダタヨ♪♪


The Bangles - Manic Monday

 

話が色々飛ぶな・・・(^_^;)

最初に「ブレードランナー」がどんだけ傑作か力説してくれたオノガキくんとは、合同授業終了と共に顔を合わせる機会がなくなり、それっきりになりました。

グループ制作をしていた当時、夏休み中に誰かの自宅に集まって続きを作る事になり、都内の恵比寿駅からほど近いオノガキ家にも、みんなで何度かお邪魔しました。

恵比寿駅に降りたのは、この時が人生で初めてでした。
あれから35年経ち、
私は同じ恵比寿で絵を描き続け、今は色鉛筆画の教室で生徒さんにご指導する事になりました。
縁のある街ですね。

さらにさらに!

同じアトリエで一緒に絵を描いていたKさんがオノガキ家をご存知で、奥様(オノガキくんのお母様)と親しい事を知りました。


「息子さんも知ってるわよ。いつだったか、見かけたわ」
なんと!!!
\(◎o◎)/!世間は狭い! 

 

オノガキくんは案外近くにいた!←いや別に探してた訳でもないし会う事も無いだろうしw

でも、もしばったり再会する事でもあったとしたら、

ブレードランナーの続編観た?すごかったね!」

と、真っ先に聞いてみたいです(笑)