かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

生きているって素晴らしい☆

 私の祖母は、旅立つ少し前に意識不明になった事があります。
嫁(私の母)の呼びかけにも反応が無く、ついに・・・と思っていたところで目を覚ましたようです。

祖母は、自宅から山道を1時間ほど登ったところにある菩提寺に行って来た、と話し、そこで半年ほど前に亡くなったお隣のお婆さんと会い、話をしてきたとか。

「まだここに来るのは早いよ」
お隣のお婆さんはそう言って、祖母に家に戻るよう促したそうです。

それから間もなく、祖母は本当に?旅立って行きました。

こういう、いわゆる「臨死体験」は古今東西に沢山出回っていますね。
赤い橋を渡ってしまうと戻って来られない(そのまま死んでしまう)とか、三途の川があって、向こう岸で生前親しかった人達が手を振ってたとか、えもいわれぬ美しい花が咲き乱れる丘が広がってたとか、
共通の体験談がありますね。

私はそういう一連の体験は、おそらく脳内で死の直前に幻覚を見せるような動きがあって、それが共通の体験となって残っているんじゃないかなと思う訳です。

だからと言って、いわゆる「あの世」を否定してはいません。

亡くなったら、みんなそこに「還る場所」があるんだと思います。
そしてまた、3次元世界を体験する為に「この世」に生まれ落ち、肉体と言う、あの世から見たら「手枷足枷」にも思える不自由な鎧を身にまとって、使用期限の日までその姿で生きていくのでしょう。

だから、私は、本当の私ではなく、仮の姿。
いつか還る日が来るのでしょうが、それがいつになるのかは、真実(ほんとう)の私か、あの世と言われる場所にいる「大いなる存在」やソウルメイトのみぞ知ること。

「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み

「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み

 

 この本を著した木内さんと言う方は、天文の分野では世界的に有名な彗星探索家(コメットハンター)なのだそうです。
木内さんの名前のついた彗星や小惑星はいくつもあり、100年も行方不明状態だった彗星を発見した功績も残されています。

木内さんは今までに2度、死線を彷徨われた事があります。
最初は自衛隊員だった20代の頃。
二度目は50代の時に日食観測ツアーで訪れた中国で。

どちらも重篤な症状で、助かる見込みが無いと思われた中で蘇生されました。

両親が見守る中で心肺停止となった木内さんは、一般的とも言える臨死体験をし、その後、横たわる自分の姿を見下ろした後に、様々な場所へ出かけて行き、驚くべき経験をします。

人は肉体が死を迎えると、よく言われるように魂が肉体から離れます。
これは幽体離脱とも言いますね。
そして、最初に誰もが「自分の身体を見下ろしている【もう一人の自分】になっている」のに気づきます。
意識は明瞭で、悲しみに打ちひしがれる親族に「私は元気だよ。ここにいるよ」と必死で訴えても聞こえない。

木内さんが凄いのは、そこで自分が肉体を離れても意識をハッキリ持ち続けている事と、思っただけで望んだ場所に行ける事に気づき、それを実行した事です。

遠く離れた故郷の友人に会いに行ったり、時間をも超えて、幼い頃の自分自身を見守ったり。

肉体という衣をまとって「人間」でいると、望んだ事はなかなか叶わないものですが、魂の状態だと、願っただけですぐに実現するとの事。そりゃすごい!

引き寄せの法則というのは、肉体を保ったままでも魂の状態と同じ様に、願望を実現出来る為のメソッドなのでしょうね。それを実際に駆使出来るか否かは、当人の気持ち次第じゃないかな。

木内さんは魂の状態である事を駆使して、コメットハンターらしく星の誕生や宇宙の成り立ち、地球誕生の真実、生命誕生までのプロセスを観察するために、太古の宇宙へと飛び立ち、それをしっかり見てきたのでした。

この本にはその状況が書かれていて、面白くて一気に読んでしまいました。

天文学にも考古学にも疎い私ですが、1日で読めてしまいました。

この本に書かれている事は、科学的に実証された訳ではありません。
でも、この驚くべき臨死体験はそういう検証はすっ飛ばしてもいいと思う(笑)

あの世はきっといいところ(笑)

かつて子供達に大人気だったTBSラジオの「全国こども電話相談室」で、回答者を務めた住職の無着成恭氏が、
「宇宙とあの世はどっちが遠いんですか?」と言う子供の質問に、

『あの世は一度行ったら帰ってこられないが、宇宙からは帰ってこられますよね?ですから、宇宙の方が近いんですよ』
という名解答をされています。
※引用はコチラ↓

一度行ったら良いとこ過ぎて、帰ってこられないかもしれないね(笑)
酒はうまいし、ねーちゃんはキレイ、らしいし(笑)

だからこそ、今、肉体を持っている今、ポジティブに生きたいな、と思います。
この地球に生まれ、ご縁があった人々と出会い、愛し、慈しみ、共に笑って泣いて、数々の経験をいっぱい手土産にして、あの世に還れたらいいなぁ(笑)

そんな事を考えながら、読み終えた本でした。

ちょっと行き詰まった時は、また読み返そうと思いました。
今年、これまでに読んだ本で、面白さでは間違いなくトップクラス!

日々生きる事がしんどいと感じるあなたにもオススメです。