かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

走ったり歩いたり遊んだり休んだり。

ちょっと懐かしい言葉を某サイトで見つけてしまいました。

マラニックがブームの兆し、だそうです。

 

マラニックとは、マラソン+ピクニックの略で、
言葉の通り、ピクニック気分で走ったり歩いたりしながら野山を散策する訳です。
マラソンと言っても、タイムはあまり関係ありません。
楽しく、でも一応走る所もあったり・・・な感じ。ゆるいです。

懐かしい、と思ったのは、20年ほど前に地元でもマラニック大会を開催しており、私は大会実行委員会の「看板娘」でした(笑)

看板娘って言ったって、何もマスコットキャラ的存在じゃありません。
第一、そういう容姿じゃないし(笑)

私は大会の「看板」絵描きに徹していたのでした。
看板と言うか、イラスト全般です。
大会告知のチラシや、参加者に手渡されるグッズの入った袋、更衣室や休憩所、トイレを示すイラストなどを毎年数点ですが描きました。

コースは幼児でも歩けるコースから健脚向きのやや難所まで様々でした。
参加者は参加申し込みをして参加料金を支払い、ゼッケンをつけてコースを散策&ランニングします。
コースの途中には何カ所か、休憩所を兼ねたチェックポイントがあり、そこでスタッフからゼッケンに「確かに通過した証し」のチェックを入れてもらいます。
参加者はちょこっと休憩し、また移動を始めます。
タイムはあまり関係ない、と書きましたが、一応所要時間内に戻って来る事が条件。
あまりにもスローペースですと日が暮れてしまいますし、スタッフも面倒見切れませんからね。

足の速い人は本当に速い(@Д@;
場所によってはすんごい急傾斜&悪路なのに、ずーっとコースを走りっぱなし。
なので、さっきスタートしたばっかりなのに、もう戻って来たよ!的な参加者が毎年必ず数人いらっしゃいました。
そうかと思えば、終始なごやかに歩き、マラソン度ゼロでピクニック気分を満喫して戻って来られる方も。

大きな怪我やトラブルもなく、毎年盛況でしたが、ビッグイベントだけに地元実行委員の負担は重く、その上、中心人物だった方が大病をされて一線を退いた事もあり、数度の開催で地元マラニック大会は中止になりました。

日本全国から健脚自慢やハイキング愛好者などが山間の小さなまちに集まってくる訳ですから、地元の人々は一年中その準備に追われる事になりました。
万が一の為の保険の申し込みや、崩落など無いようにコース整備。少ない人数でよくもまあ対応出来たと思います。

終わった後の打ち上げパーティでは、みんな泣いてたな。

私は肉体労働的な事にはタッチしていませんでしたが、当日までの半月あまりはスケッチから初めてあれこれと絵を描きつらね、インクで手を真っ黒にして奮闘してたっけ。

中止になって10数年。
あのパワーを再び蘇らせるには、当時の実行委員の皆さんは歳を取っちゃいましたね。
鬼籍に入られた方もいます。ジャージ姿で跳び回り、若々しかった人々も、今では孫の子守が日課になってる(笑)

私ですか?(笑)
絵なら、描けますよ(キッパリ)。
今の方が、20年前より上手いと自負してます(キッパリ)。
・・・・・・ただ、時間は前よりも、かかりますが(声が小さくなる)。

またいつか、地元でそんな風にイベントが開催されたら、
ちょっと描いてくれない?・・・って、声がもし、かかったら、

その時は、お手伝いさせて頂こうと密かに思っています。