かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

別れの予感

私はジムニーに乗っている。

少し前にフルモデルチェンジした、ちょっと四角い新ジムニーの一つ前の型で、私にとっては3代目であり、乗り始めて7年になる。

初代は昭和63年(1988年)。
それまで2ストロークだったジムニーが4ストローク仕様になり、話題になった型。
インタークーラーターボの車に初めて乗ったもんだから、前に乗ってた車と同じ調子でアクセルを踏んだらいきなりロケットスタート
「ひえええええ!!」慌てて今度はブレーキを踏んで急停車&エンスト。
ジムニーデビューの日は散々だった。

5年後に2代目に乗り換え、自身初のAT車
オートマってこんなに便利なのね!(感激)
クラッチが無いのって、なんて楽なの!(感涙)

がしかし、
ジムニーに限って言えば、
林道や雪道、アイスバーンを走行する機会が多かった私には、マニュアルの方が色々都合が良いんだなってのは、2代目で初めての冬を迎えた時に気づいたのだった。

2代目ジムニーは8年乗った。
またいつか、縁あって3代目を迎える時が来たら、その時はまたマニュアル車にしようと思った。

そしてその縁は14年後に再び結ばれ、
初代からずいぶんと進化して乗りやすくなった3代目に出会う。
マニュアル車に乗るのは20数年ぶりで、納車の日、坂道発進の手順をすっかり忘れて、エンスト&後ろに盛大に下がると言う恐ろしいミス。後ろに車が一台も無くて良かったよ・・・

そして7年。
今でも時折、私が最初に乗っていた初代や2代目ジムニーを見かける。
というか、2ストジムニーも普通に走っていて、長く乗れる車なんだなと思っていた。
だから、まだまだ乗れる、ずっと相棒だわよ・・・と、思って疑わなかった。



走行距離が9万キロを超えた辺りで、それは起きた。

真っ直ぐな道路を55km/hぐらいで走っていた時の事。
舗装の継ぎ目の段差を越したところだった。
突然、ハンドルが猛烈な勢いで揺れ始めた。
ガクガクガクガク!!!
「わっ・・・わああああああ!!!」

一体何が起きたのか。
私は必死でハンドルを握って動かないようにするのだが、激しい振動は収まらない。
10秒ほど激しく揺れただろうか。ふいに振動はやみ、その後は普通の走行が戻ってきた。

あまりに突然で、心臓バクバク。ハンドルのガタガタは止まったけれど、身体がガタガタ震えてる。
脇道に入って車を停め、何かが車の下部に挟まってしまったのではと身をかがめて確認したが、何もない。タイヤの空気も問題ない。

あれは一体何だったんだろう・・・?

その日は傷めた膝の治療で接骨院に行く予定だったのだが、脇道でしばし考え、そのまま予定通り接骨院に向かった。
途中でまたアレが起きたらと思うと恐ろしかったけど、結局それは1度きりで、私は無事に用事を済ませて帰宅した。

一度、診てもらおうと思いつつ、その後全く何も起こらなかったのでついつい後回しになり、数日後、加とさんの運転で買い物に出かけた際、再びそれは起きた。
加「おおおお!!何だこれ!」
ハンドルを持つ加とさんの手まで震えてる。10秒も経たぬうちにそれは消えた。

加とさんには、最初のガタガタが起きた時に話しておいたのだが、
加「うーん。何だろう?」
全く見当が付かないと言った。

加とさん自身もあのハンドルガタガタを経験し、これは一刻も早く自動車屋さんに診てもらった方が良い!と言う結論で、翌日、長くお世話になってる自動車屋さんに電話した。
ジムニーがちょっとおかしいんです。突然ハンドルがガタガタ揺れ出して・・・」
と言うと、電話の向こうの社長さんは「ああー。はいはい・・・」と何か察した様子だった。

電話を切ってすぐに伺うと、一度足回りをしっかり診たいので預からせてくださいとの事。無論そのつもりだったので、可愛らしい代車(ココアちゃん)を借りる事になった。
ジムニーのキーを社長さんに預けた時、
ジムニーにはね、あるんですよ。そういう現象が・・・」

私「え!!そうなんですか?」

帰宅後、早速「ジムニー ハンドルの揺れ」でググってみたら・・・

www.4x4espoir.com
コレじゃん!!(*゚Д゚)
動画まである!!
お、同じや!!!(変な安心感w)

↑のサイトには症状から原因、応急対策、修理項目などが細かく出ていて、ホッとする反面、完治しないジムニー特有の「持病」なんだと知った。

私も難病患者だが、ジムニーも完治しにくい持病があるのか。。。

3台乗って、初めてのアクシデントだった。

母に話したら「そりゃ怖い!事故になる前に買い換えなさい!!」と言う。
母を病院に連れて行く時に乗るから、その時にガタガタしたらそりゃ怖いわ。

どうしたものか・・・と考えていたら、修理が終わったと言う連絡が来た。

社長さんも色々調べていて、↑のサイトも見ていた。
実際に直線道路で凸凹を踏んでガタガタ現象を「再現」し、それに合わせて調整して、その後、同じ道で試運転もして現象が起きなくなった事を確認して電話して来られた。
「まずはこれで様子を見て下さい!」
「解りました。又何かあったらすぐ持ってきます」

ジムニーが我が家に戻って来た。
その後、ハンドルガタガタ(ジャダー・シミー現象と言うらしい)は起きていない。

とは言え、完治したかどうかはわからない。
しかも、この現象、私が乗っている型が一番重症なんだそう。
マジか!(;´Д`)

加とさんの同僚さんで、新ジムニーに乗っている人に聞いてみたら、その人はすでに知っていて、これはもう仕方ないのだそう。

何という事でしょう!!(by加藤みどり)

9万キロ乗ったジムニーは3代目が初めて。経年劣化もあるんだろうね。

うーむ。。。

とりあえず、直線道路では凸凹に気をつけて・・・速度も控えて。。
高速道はそもそも私、走らないので(てゆうかもう、怖くて無理だ)。
そして、何より私がパニックにならない事だ。落ち着け、私。

買い換える事も考えつつ、
お気に入りの愛車の健康を我が身以上に大切に思う今日この頃。

ずっとそばにいたいよ。