かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

描きたい気持ちさえあれば

市内のカフェの一隅をお借りして、
色鉛筆画教室を開くようになって2年半、いや3年になるのかな。
(うろ覚え)

自分でもここまで続くとは思っていませんでした。
生徒さんが集まるか否かも解らず、最初のうちは不安で不安で。

でも、カフェオーナー様の心強いサポートのおかげで、
今月も開催出来ます。ありがたやありがたや。




さて、
最近たまたま観始めて、
最終回まで見届けてしまったドラマがあります。

www.nhk.or.jp
他人に言えない趣味を胸に秘め、
好きなものは好きなんだ!と強い気持ちで前を向くヒロインの物語。

毎週ゲラゲラ笑って観てましたが、
世の特撮ヲタな方々には熱い共感を呼び起こした様ですね。

私自身も特撮ドラマは観ていたけれど、多分小学生~10代前半ぐらいまでかなあ。
その後、SNSで知り合った同年代の特撮好きな人に比較的新しめの作品をいくつか教えてもらい、TSUTAYAで借りて観賞した事がありました。

それはそれでとっても面白かったし、教えてもらえて良かったけれど、
再び観ようと言う情熱はもう残ってないなあ。
なんというか、温度差ってのを痛感しましたw

↑のドラマで、ヒロインが特撮ヲタだって事を母親に言えずに悩むシーンがあるのですが、私も幼い頃、絵を描いていると母によく叱られていたのを思い出しました。

絵を描く事は悪い事。

叱られてばかりいると、そんな風に思い込んでしまいます。

でも、描きたい。好きな事がしたい。

↑のドラマのヒロイン同様、こっそり隠れるようにして絵を描き続けました。
(もっとも、私も宿題や予習復習を放り出してマンガイラストを描き続けていたので、そこはやっぱり叱られても仕方ない訳ですw)

そんなコソコソ描きを褒めて支えてくれたのは、同級生達でした。

特に、高校に進学してからは、自分の為じゃなくて同級生達の為に描いてたようなもんだわ(笑)
ストーリー仕立てのマンガを2作同時進行で描いてたっけねw

あの時、盛大に褒めちぎるそばから、次から次へと描く事を要求してきた容赦ない(笑)クラスメート達の飴と鞭(笑)が無かったら、私はとっくに絵など思い出の小箱に封印してペンを折ってしまったでしょうね。



みんなのおかげだよ、ありがとうね。


そして今、
恵比寿と地元で色鉛筆画をお教えする機会を持ち、
生徒さんには楽しんで絵が描けるよう、色々と模索しつつご指導しています。

美大進学のレッスンとは違うので、完璧なデッサンを求めてはいません。
短時間で、かわいくキレイに仕上げられるよう、1人ひとりの個性を活かす描き方を探りながら提案しています。

ご指導する中で気づいたのは、

「描きたい」と思う気持ちがあれば、描ける。

描きたいと思えるモチーフには、描き手の愛情があります。
かわいいとかキレイとかお気に入りとか、思い出の品だとか、
なにがしかの「愛」がこもっています。

それを絵に描いてみたいと思った時点で、2割進捗したと思っていいかも←持論

やっぱり、好きなものだから、ちゃんと仕上げたい気持ちは強い。
誰かに見せたいと思うならば、更に仕上げたい気持ちは強いよね。

なので、私はお絵描き教室には「描きたいと思ったモチーフやその写真をお持ち下さい」と申し上げています。

お孫さんの写真を持参する生徒さんは割と多いです。
あとは、ペット。庭に咲いた花や、旅先の風景など、自分が「好き」なモチーフを選ばれます。

愛があれば、大丈夫。

そんなフレーズをどこかで聴いた事があるけれど、絵を描くのにも同じ様な事が言えるかも。

まずは、下書きから色塗り、仕上げのプロセスを、1人ひとりに合わせてアドバイス&お手伝い。

多分、私の様な教え方は本来の絵画教室ではあまり推奨されない方法かもしれません。

30年近くお世話になっているパステル画の師匠、S先生を見習いながら、私に出来る指導方法を考え、時には生徒さんからも学ばせて頂きながら、これからもゆるめにノンビリ、教室が続けたいけたらなと思います。

関わって下さった皆様に、心より感謝申し上げます★
これからもよろしくお願いいたします☆