かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

「好き」から拓ける

先日、世界堂で紙を色々物色して来ました。
普段はVIFART(ヴィフアール)というmarumanの水彩紙を多用していて、
細かい描写には青い表紙の細目、ラフな描き方の時は緑の表紙の中目を使っているのですが、久々にフランス産のCanson(キャンソン)と、国産のホワイトワトソンを購入。

キャンソンは、パステル画を描いていた時に黒や濃いグレー、ブルー、茶色の全紙判を何度も使いましたが、輸入されなくなってからはやや粗目のマーメイド紙を使う様になりました。
キャンソンより安価で幾分サイズが大きいマーメイド紙と仲良くするにはちょっと時間を要しました。

色鉛筆画がメインになった今は、マーメイドもキャンソンも疎遠になっていました。

全紙判の販売は無くなっても、白地のポストカード判は今でも普通に手に入るので久しぶりに買ってみましたが、やっぱり、パステル向きの紙質ですね。
色鉛筆でも十分に使えますが、紙質はちょっと硬い感じゆえ、まだ慣れない。

2年ほど前、
母に暑中見舞いを書きたいのでハガキに添える絵を描いてくれと頼まれ、
チャチャッと描いてみたのを思い出し、今年もちょっと描いて置こうかな、と。
で、まずはホワイトワトソン。

ホワイトワトソンは紙面に柔らかみがあって、色鉛筆の芯がどんどん丸くなる。
削っては描き、また削り・・・を繰り返しながら塗って行く。
厚めに塗り込む描き方が向いてるような・・・気がするw

10年くらい前に描いたのは、ホワイトじゃないワトソン紙とミューズのマットサンダース紙。

色々使って見たけど、やっぱりワトソンは良いな。
カッターで尖らせた色鉛筆の芯を、紙上に滑らせる時の心地よさが違う。

VIFARTも描きやすいけどね。

絵を描くのに、どんな紙を使うかは確かに大事だけれど、

1番大事なのは、モチーフへの愛情だと思います。
好きだな、愛おしいな、と思えるものを描く事は、
絵が上達する為の近道かもしれません。

都内某所で色鉛筆画をご指導していますが、
好きなものを描いている人は、格段に上達が早い気がします。
お孫さんや愛犬・愛猫。庭に咲く大切な花々。大好物の果物や野菜。
愛して止まないものへの思いが、美しい絵に仕上げる為のスパイスになっているのは間違いないと思います。

とは言え、大好きな物でもあんまり上達しないケースもありますが。
それは多分、キレイに描かねば、美しく仕上げねば、と言う思い入れが重すぎるのかもしれませんね。
ワクワクしながら楽しんで描くこと。
勉強も同じかな、
楽しめたもん勝ちじゃないかしらね。



そう言いつつ、
私自身が楽しんで描く事をしなくなっているのに気づいたので、
久しぶりに小品を描き溜めてみようと思います。


思い出せワクワクを!
楽しむのだお絵描きを!

どうなります事やらw