かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

うろうろ日記。

火曜日は都内をウロウロしています。

用事があって出かける事が大半ですが、何の用事もなく都内に行く事もあります。
先日も、書店にこもって物色しようと思っていそいそと大型書店を目指しました。

一番欲しいな、と思ったのは、 

広辞苑 第七版(机上版)

広辞苑 第七版(机上版)

 

 広辞苑

辞書って好きなのです。
小学校の時に買ってもらった「こくご辞典」が当時の愛読書で、暇さえあればページを繰っておりました。編者は確か金田一京助先生だったと思います。

オトナが使う辞書と比べたら、挿絵や写真が多くて図鑑の様でもありましたが、子供が持つ「知りたい」気持ちに答えてくれる先生の様な存在でした。

大きな辞典が欲しいなと思っていた頃、母方の叔母が結婚して、引き出物がなんと、
「広辞林」という、分厚い「オトナの国語辞典」でした!

もー、嬉しいのなんの(笑)
広辞苑よりやや薄くて、三省堂書店から出版されているものです。

その後、辞書熱はしばらく冷めてしまいましたが、数年前に読んだ、 

舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)

 

これを読んで、辞書って凄いなとかまた熱が上がってきたのですが、
置き場所とか買うタイミング(なにしろ重いしデカイし)を考えて、まだ躊躇しています。

広辞苑も、新版が出たばかりですが、すでに修正箇所もいくつか出てきたようなので、
買うとしても、改訂版待ちですな。。。。

で、何を買ったかと言えば、 

人生の旅をゆく 2

人生の旅をゆく 2

 

 ホントに久しぶりに手にとったよしもとばななさんのエッセイ。
彼女の紡ぎだす文章がとても好きで、年齢も近いこともあって「キッチン」「哀しい予感」「白河夜船」「TSUGUMI」など立て続けに読んだものです。

やっぱり、似たような思考の持ち主の文章は読みやすく感じるし親近感がわきます。

10代の頃は向田邦子さんのエッセイや小説が大好きで、向田先生の美的感覚や美味しいものへの飽くなき探究心に、読むたび心酔したものです。
高校3年の時に読んだエッセイは宝物でした。 

新装版 眠る盃 (講談社文庫)

新装版 眠る盃 (講談社文庫)

 

 20代になって、出会ったのがよしもとばななさん。 

キッチン (角川文庫)

キッチン (角川文庫)

 

「キッチン」は何度も読んで、
冬の冷たくて重たい夜空に、小さくポツンと輝く一番星に出会えた様な、感動がありました。

全作品読んでいる・・・訳じゃないのですが(^_^;)
時々読みたくなるんですよねえ〜〜

気がつけば、お昼になってる!
どこでご飯にするか・・・
行ってみたのがコチラ。

dompierre.jp

野菜カレーを頂きました。
大きな野菜がゴロゴロ入っていて、美味しい欧風カレーでしたよ。

ルーがグツグツです。猫舌の方はご用心。

その後、イケセイのロフトで便箋など物色。
最近は、文章を書く、と言うとパソコンでキーをパチパチ・・・・が多くなりました。
あ、この文章もそうです。

でも、本当は紙にペンで文字を書くのが大好き。
日本人は筆記用具で文字を書く事がめっきり減ってしまいました。
学生のテストもマークシート方式などで、文字を書かない。
手書き文化は書道という芸術の世界でしか残らないんじゃないだろうか・・・
そんな事を危惧してしまう今日このごろです。

便箋と封筒を買い、地下でフランスパンを買い、地元へ向かう電車に乗りました。

こんな、どうでも良い一日が、年に数回あります。
何もない一日をウロウロする事で消費しました。

ビルの谷間に見え隠れしているオレンジ色の夕焼け空を電車の窓からぼんやり眺めつつ、
明日はまた仕事だなー、とか考えてる私。

そして群青色の夜が来る。

ウロウロ、楽しかったです★