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かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

犬を飼いたくなる本

本の事 読んだ本の事

数年前まで、
私達夫婦はジャーマン・シェパードを飼っていました。

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名前はシータ。
正式な名前はクリスタ・フォン・※※※※※※

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非常に美しくて、賢い犬でした。
飼い主が言うと、
ただの「親ばか」にしか聞こえませんが、そうした感傷を除いても、姿の美しい、本当に頭の良い犬なのです。
シェパードは・・・。



亡くなってもうじき6年。仏式で言えば7回忌になります。
私達飼い主の後悔は消えない。
飼い主の「情」が、
シータの持って生まれた特性を伸ばしてやれなかったし、病院嫌いに育ってしまったゆえ、病に気づくのも遅くなってしまった。

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今でも、
犬舎のあった場所に立つと、クリクリした茶色の瞳を思い出します。
大きな耳と、スッと整ったマズル。フサフサした茶と黒の体毛。
そして、涙がこぼれます。
「会いたいよ・・・シータに会いたい」

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色鉛筆で描いた、シータ。
この絵を完成させた7ヶ月後に、旅立ちました。



いつか、私達が犬についてもっと学んで、大型犬の飼い主としての自覚と自信を深める事が出来たのなら、

もう一度、シェパードを飼いたいな、と思います。
もちろん、メスで、名前も「シータ」にしようと思っています。

その一方で、
保健所などに収監されている不幸な犬たちの里親になりたい気持ちもあります。

どっちにしても、
飼うとしたら、大型犬が飼いたい。

小型犬にはあまり興味がありません。
これは多分、私が飼った事がないからでしょうね。
飼えばその愛らしさや飼い主だけに見せる愛情こもった仕草に魅せられるでしょうけれど。

小型犬サイズのペットなら、猫の方がいい。
今はそんな風に思っています。
猫の自由さと、ネコ科肉食獣特有のしなやかな野生、宝石の様な瞳と気高いまなざし。
これも、猫を飼った人ならよく解ると思います。

・・って、
今日は犬そのもののネタではございません。

先々週、たまたまめくった新聞のベストセラー欄に出ていた本が気になりました。

 

約束の森 (角川文庫)

約束の森 (角川文庫)

 

 おお。
表紙の犬はドーベルマンじゃございませんか!

書店員さんが大絶賛という帯がついてます。
「一生手元に置きたい本」「愛と涙のサスペンス」
本屋大賞」は惜しくも逃してしまったものの、書店員さんの熱いPUSHがある。

サスペンス巨編とあり、事件解決に奇跡の犬・マクナイトが大活躍するらしい。

ここ数年、小説にはあまり興味がありません。
架空の世界よりもドラマチックな現実社会を目の当たりにしてきたのもあってね。
(と言いつつ、昨年はドラマを観た影響で「吉原裏同心」という時代劇小説にハマりましたが←全21巻読破しました!)

でも、表紙のドーベルマンに心惹かれました。
ドーベルマン・ピンシャーも、姿のとても美しい犬です。
私が子供の頃に放映していたアニメ「新造人間キャシャーン」で、主人公キャシャーンを支え、手足となって働くロボット犬・フレンダードーベルマンがモデルと思われます。

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美しい体型ですね。

強面ゆえ、あまり人が近寄らないけれど、飼い主さんに会ってお話を聞くと、とても甘えん坊で寂しがり屋で、遊ぶのが大好きだそうな。
飼い方・しつけ方次第で、愛情深い子になるのでしょうね。
ちなみに、仔犬の頃はミニチュアダックスフントにとてもよく似ています。ちょっと足が長いけど。

で、↑↑この本にとても興味が湧いた訳です。
ラストで必ず泣くらしい。
ほうほう。
では読んでみるとするか。


読みました。

初っぱなから鼻の奥がツーン・・・涙腺がゆるみます。

そしてラストはもうもう・・・・号泣・・・
。゜゜(´□`。)°゜。

<あらすじ>
昔、警視庁公安部の刑事だった奥野侑也は、20年前に妻を殺され、今は職を辞してひっそりと暮らしていた。
その侑也に、かつての上司を通して潜伏捜査の依頼が入る。
北国の「モーター・モウテル」の従業員を装って潜入した彼は、そこで重い鎖で繋がれ、痩せこけて汚物まみれのドーベルマンと出会う。
警備犬のハンドラーをしていた侑也は、あまりに酷い状況にいるマクナイトを自ら飼うと申し出る。
人に裏切られ、人を信用しなくなり、暗い瞳を向けるマクナイトと、同じ様に心に深い傷を負った侑也の、新たな日々が始まる。
そして、潜伏捜査の中で出会った若い娘・ふみと、右手を失った陸自出身の隼人。
2人は侑也の娘と息子(姉弟)として潜伏捜査に加わった。
やがて、捜査の先に見えてきたのは、決して表には出てこない凄惨な事件と闇の組織の暗躍だった。
闘犬で荒稼ぎをする不良グループや、モウテルのオーナーである老婦人と支配人の老人、謎の宿泊客、潜伏捜査の前に立ちはだかる、もう一つの集団・・・
侑也とマクナイト、ふみ、隼人は、否応なく組織の抗争に巻き込まれて行く。


と言う感じのストーリーで、ジャンルで言うと、サスペンス&アクションになるのかな。

でも、ところどころに心がほっこり温まる描写もあり、なんと言っても、ラストは泣けます。。。

これは実写化したら結構な大作になると思うけれど、ネックは・・・

マクナイトを演じられる、芸達者で社交的なドーベルマンがいるだろうか?

文中には、マクナイトの他にも動物が出て来ます。
ふみの大切な友達、オウムのどんちゃん。時代劇の決めぜりふを朗々と誦いあげる特技があります。
不良グループの落ちこぼれ・赤城が飼い始めたシベリアン・ハスキーの仔犬「ダイナマイト」
いつかどんちゃんをとっ捕まえようと、虎視眈々と狙う、モウテルの飼い猫・タイガー。

彼らを演じきるタレント動物が果たしているだろうか・・・?
となるとやっぱりCGかアニメだねえ・・。

これを読むと、
ドーベルマンに会いたくなります。
あんまり会う機会って無いと思いますが・・・そうだな、警察犬訓練所に行くと会えるかも。
警察犬はジャーマン・シェパードが主流ですが、警戒犬としてドーベルマン・ピンシャーも訓練されています。
ペットとして飼うのはちょっと厳しい犬種かもしれませんが、友達になれたらどんなに楽しいだろうって思います。

現在は猫さま3匹に振り回され、癒やされている私ですが、

いつか・・・いつになるか解らないけれど、

もう一度・・・

犬を飼いたいなぁ・・・・

読み終えて、強く、強く、思いました。