かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

スペックホルダーに出会った日・・

昨日(15日)は都内までお出かけしてきました。
第1・第3火曜日はお休みをもらい、第1火曜日はツキイチ色鉛筆画教室の講師をして、第3火曜日は自作制作をするのが通常のスケジュール。

でも、昨日はそれをとりやめて、池袋の婦人科へ通院。
年に一度、子宮ガンと子宮筋腫の検診をするのです。
なぜ池袋の病院かと言えば、地元近辺の婦人科には良い印象が一つもなくて。
入間市の某産婦人科は妊婦には優しいけど、不妊や婦人病患者には冷たいし、
市内の某クリニックはわずか2センチの筋腫1個をすぐ除去手術しましょうとか言うし、
日高市の某医院は細かい配慮とか気遣いとかちょっとイマイチだし・・・

ってんで、婦人科ジプシーをしていた私は、17年ほど前に、南池袋にあるレディスクリニックを見つけました。
産科がないので、非常に通院しやすい。

それから毎年、子宮ガンと子宮筋腫の定期検診を受けてきました。
昨年、南池袋から東池袋に移転し、これまで院長が1人で切り盛りしていたのが、若い婦人科医が数名常駐となり、不妊治療に特化した病院へとリニューアルしていました。

待合室には20代から30、いや40代とおぼしき若い患者さんが沢山います。
私が1人で平均年齢を上げてる気がする(笑)

私はどら焼きみたいな筋腫が1つあります。
大きさは昨年の計測で直径65ミリ。
70ミリが手術のボーダーラインなので、これ以上育ってもらうと困ってしまう。
そして、超音波検査の結果、60ミリ。多少縮んだかな・・・

昨年診察して下さった院長先生は、あなたの年齢を考えて様子を見ましょうと仰っていたが、今年から担当になった若い先生は超音波画像を見るなり、

「手術した方がいいですね」ときっぱり。

なので私も、


切腹したくありません」ときっぱり(笑)  なんて会話だww

ですが、毎月毎月出血大サービスな私の身体は重度の貧血状態で、心臓に重い負担がかかり、寿命を縮めているとの事。

4週間ごとに注射をうち、月経を止めて筋腫を小さくする処置を勧められました。
ただし、そのクリニックは前述の通り「不妊治療」に特化した医療機関なので、筋腫治療などは行っていないとな。

ああ。

タヌキによく似ていたけど、心遣いの細やかで優しかった老院長とも、これでお別れだな・・・・

でも、注射をうつという治療は最終決断。まだまだ様子見です。私は。

いつもとても混んでいたクリニックでしたが、複数の若い医師が常駐勤になった為か、受付→診察→検査→所見→会計が1時間ほどで終了してしまいました。

なんだー。これじゃ絵の教室行けたじゃん・・時間が余ってシマタヨ。

そこでふと、思いつきました。

整体、行くかな。


整体ジプシーな私、今まで飯能はもちろん、都内、川越、その他諸々の地域の整体院を試してきました。
リラクゼーションスタジオのポイントカードが溜まる溜まる・・(ポイントが1~2個しかついてないカードばっかりw)

そこで、タブレットで近くにあるかどうかググって見ました。


あるじゃん!!!!


そこは、レディスクリニックから歩いて5分とかからない場所でした。
雑居ビルの4階。
看板が出てないから、わかんないよ。
とりあえず、電話してみました。
時刻は11時。予約してないのに大丈夫だろうか・・・・

電話に出たのは少し早口なお兄さん?オジサン?
11時半なら大丈夫ですよ、とのOKを頂き、私は20分ほどクリニック周りの探索して、11時25分にその整体院に到着しました。

ドアを開けると、テーブルと椅子があり、奥の部屋から丸顔の院長が「おお、ようこそ!」と気さくな笑顔で出て来ました。

誰かに似てる・・・あ、アレだ。

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ゴルゴ松本・・・・(笑)(笑)

まずは問診票を書いてね、と言われて椅子に座り、氏名とか住所とか生年月日とか色々記入しました。
その間、院長はどんな症状があるかと尋ねてきました。

「とにかく首と肩がこりこりで、今日は頭も痛くて・・・今朝バファリン飲みました」

ウンウンと頷きながら聞く院長。
「じゃ、腰もだね。背中も、冷えるでしょう?それに・・・・云々」
院長は私を見ながら、早口でどんどん応えます。
(え?どうして解るの?そう、私、冷え性です・・・・)

その時、院長には何か見えてるのかな?とふと思いましたが、お喋りしているうちに忘れてしまいました。

「さ、じゃあそっちの部屋に行きましょう!」
靴を脱いで、診療ベッドと姿見のあるシンプルな部屋へ移動。
服は着たままです。昨日は、半袖ブラウスにジーンズという出で立ちでした。

そして、姿見の前に立つように言われると、院長は、

「うん。骨盤だね」と言いました。
そして、背中の中間辺りをササッ、サーッと撫でました。
「いい、僕が手を放すと後ろに倒れちゃうよ」
「え?」

院長の手が私の背中から離れると、私はフワーッと後ろに倒れてしまいそうになりました。
「えっ!ええ?」Σ( ̄□ ̄;)

もう一度、背中をササッとさする院長。そして手を放す。また身体がフワーッと後ろに倒れて行く・・・
「ええええええええええ!!!????」Σ( ̄ロ ̄lll)

その後、ベッドで仰向けに寝ると、やはり同じように肩や足などをササッとさすります。
何をしてるんだか、素人にはさっぱり解りません。

この整体院に来る前、すぐそばのレディスクリニックで子宮ガンと子宮筋腫の検診を受けてきた、と話すと、
「ああ、ここだね」と行って、ちょうど筋腫がある辺りに手を置きました。

ど、どうして解るの???(||| ̄△ ̄;)

院長はジーンズとブラウスの上からそこに左手をあて、右手の人差し指を左手の甲に立てる様に置くと、
「いい、今、気を入れるよ」と言う。そして、
「はい、じゃあ、抜くよ-」と言って、人差し指をすーっと上に上げる。

すると!
ちょうど子宮が位置する辺りが、まるでお湯をかけたかの様に、ジワーッと暖かくなって来たのです!

なんで?なんでなんで?どうして???

しかも!

強めに押すと、おへその下辺りにどら焼きサイズの筋腫があるのが解るのですが、その後、強めに触ってもどこにあるのか解らない!凹んじゃってる!!!

なんでなんでなんでなんでーーーーっ!???\(◎o◎)/

その時すごく後悔したのは、
先に整体院に行ってから、レディスクリニックの超音波検診を受ければ良かった・・・

もしかしたら、奇跡を目の当たりに出来たかもしれないのに(考えすぎかな・笑)

その後、立位体前屈の姿勢。私は元々身体は柔らかい方でしたが、加齢と運動不足で、やっと指先が床に届く程度。
院長はまたまた足や腰をササッと撫で、その後にもう一度身体を前に曲げると、なんと指と手のひらの一部が床につくじゃん!!

うっそーーーーー!!!

肩の位置やら腰の位置、姿勢などが、気がつけば矯正されてるし、ジーンズもゆるくなってる。

「はい、終了!」
所要時間は約15分。
揉んだり叩いたり、カキコキ!・・・という様な一般的な治療は一切なし。
なのに、後頭部の頭痛や首・肩のこりがすっかり消えていました。

さらにさらに!

その日、私は先月買った新しい靴を履いていったのですが、まだ足になじまなくて左足が痛くなっていました。
もともと左足の幅が少しだけ広いんです。
デザインも少々タイトなものだったので、むくんでかなりきつくなっていました。

治療が終わって、靴を履いたら・・・ゆるくなってる!!痛くないし!!

いやはや・・・・これは一体、どゆこと?

ゴルゴ松本似の院長はとても気さくで、
「飯能や秩父からも結構来てるよー。レッドアローで1本だもんねー。あははっ」
とおっしゃる。まあそうだよな。駅から東にずーっと歩いてくればいいので道順もそんなに難しくない(ちょっと遠いかな)。

いやあ・・・オドロキました。
整体院は山ほど試しましたが、今回のような治療は初めてでした!

近いうちに、もう一回行ってみようと思います。

子宮筋腫を手当していた時、ふと思いました。

「この人はもしや、スペックホルダー?」

スペックホルダー。
何の事か解らない人も多いでしょう。
テレビドラマや映画で人気だった「SPEC」を見た事がある方ならすぐにおわかりになると思います。


「劇場版 SPEC〜結(クローズ)〜」4分59秒でわかるSPEC - YouTube

こういう、サイキックな人達は世界中のどこにでもいるでしょう。
それを上手に使って職業にされる事はよくあること。
サイキックというと、超常現象スペシャルに出てくるあり得ないような超人のイメージで見てしまう人は多いかもしれません。

でも、サイキックはどこにでもいるし、案外自分でその能力に気づいていないのかもね。

今回、お世話になった整体院のゴルゴ院長は、私から見たら立派なスペックホルダーでした。

来週、また行くよ!