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かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

2.14大雪ドキュメント

日々の事

天の怒り、かと思いました。

地球をこれ以上傷つけるな!

そんな、怒りの声にも思えました。

罰を与えられたのかな。
というか、早く気づきなさい、というメッセージだったのかも。

そんな思いが湧き上がってくるような悪戦苦闘の日々でした。

2月14日。
私は細かくて弱い雪が降るなか、普通に会社に向かいました。
車を運転しながら、これは相当積もるんじゃないかな、という予感がしました。
先に出勤した加トサンにメールで、
「この勢いで降ったら、遅くともお昼には帰ってこないと、それ以降は車が登りません」
そう伝えました。

当時、加トサンの職場付近は雨だったそうです。
このまま積もる事なく雨になって終わりだろうな。
そう考えた加トサンは、早退する事は考えていませんでした。

空のご機嫌が急変したのは、
飯能市街では午後からでした。
私はすでに10時で早退し、予感通り雪が積もっている林道を時折スリップしながらも何とか上がって帰宅しました。

このままじゃ、加トサンは帰って来られない。
3時にもう一度、早く帰るようにメールしたのですが、時すでに遅し。
4時で一斉退社になった時点で、こちらはもう20cm以上の積雪でした。

4時半。やっとメールが来ました。「これから帰ります。辿り着けるかどうか・・・」
この時点で「帰って来てももう上がれないから、どこかで泊まった方がいいよ」と言えば良かったのですが、もしかしたら大丈夫かも・・・と一縷の望みをたくして「頑張って!」と返信してしまいました。

そして、加トサンは家から1.5km付近でギブアップ。
来た道を戻り、やっとの思いで日高市内のコンビニ駐車場に辿り着き、そこで車中泊となりました。

この時点で、気象情報では夜半過ぎから雨に変わると言う予報でした。積もっても雨で溶けるはずだから、大丈夫・・・
まさかまさか、こんなに積もるだなんて、14日夜の時点では、誰もが想像すらしていませんでした。

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朝起きて、玄関を開けて、絶句。。。。

これは一体・・・なに? ここはどこ?
なにこの雪は?「まんが日本昔ばなし」の世界だ(笑)
笑うしかない、生まれて初めての積雪量でした。

両親もオドロキのあまり、絶句。生まれて初めてだ・・・と言ったきり、絶句。

雨になるって言ったじゃない・・・これじゃ加トサンはまた帰れないじゃない・・・

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前の週の雪が溶けていないうちに積もってしまったので、1m近い積雪量です。
場所によっては4mにも達したそうで、自然の脅威にただただ恐れをなすばかりでした。

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雪に埋もれた庭。
どこから手をつけていいのか解らない雪の量。。
ただ呆然と立ち尽くすだけでした。

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家の進入路。腰の辺りまでありました。
これを何とかしないと・・・・
で、頑張りました。

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進入路だけでも掃いておかないと・・・
でも、林道まではどうしても手が回らない。
庭や進入路、家まで続くアプローチ部分を除雪するのがやっとでした。

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父の車を置いていたカーポートが無残にも潰れました。
車自体の傷は大した事がなかったのが幸いです。
早く除雪車両が来ますように・・・

飯能市街も相当な積雪だった様です。
国道も大雪で事故が相次いだ様子で、除雪車両もてんてこまいだった事でしょう。
なかなか林道までは来てもらえません。
加トサンは3連泊となっていました。

大雪から3日後の17日月曜日の夕方、加トサンがひょっこり戻ってきました。
乏しくなっていた冷蔵庫の食材と共に。汗びっしょりでした。

そして、加トサンが撮影した道路の写真は衝撃的でした。

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え・・・・(||| ̄△ ̄;)

家まで続く道が、雪の重みで倒れた杉やヒノキと傾いた電柱、垂れ下がった電線でふさがれていました。
倒木の伐採と東電による電柱の修繕工事を先にやらない限り、除雪車は来ない。

加トサンはこの写真を撮った場所に車を置いて、歩いて家まで戻って来たのでした。
「今夜は家の布団で寝られるね」と言うと、加トサンは首を振って、

「いや、少ししたら帰るから」と言うのです。

家で寝て明日は家から出勤となると、車を停めた場所まで行く間に汗だくになってしまうから、という理由でした。
加トサンは汗でびっしょりの服を着替え、雪で重たいほど濡れた靴下を履き替え、冷たく湿った靴を膝下までの長靴に替えて、来た道を歩いて戻って行きました。

4連泊決定・・・・゜・(PД`q。)・゜・

そしてその翌日。2月18日火曜日。
朝からチェンソーの音が山々にこだましていました。
倒木撤去が始まったのだな。東電の電柱復旧が始まるんだな。
そして、除雪も始まるんだな。。。

と、軽く考えてた私でしたが。

電柱・電線の復旧工事は相当に時間のかかる作業だったようで、除雪作業は見送りとなり、翌日に期待、となりました。

加トサン、5連泊決定・・・(´;ω;`)

そして19日水曜日。
私も出勤出来ないまま3日です。
庭に出て、山の方角に耳をすますと・・・機械音が段々近づいてくるのが解りました。
そして・・・

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3機の建設機械が登ってきました!!

そして、固まり始めた硬い雪を丁寧にどけて除雪してくれました。

こんなに感激して嬉しかったのは、今年初めてかもしれません(笑)
本当に有り難かったです!!ありがとう!ありがとう!

加トサンも5日ぶりに、家の布団で寝る事が出来ました。
「足を伸ばして寝られるって幸せだあああ・・・」

本当に、お疲れさまでした・・

そして本日20日。
溶けて再び凍った雪の上を、ソロソロと車を出しました。

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思った以上に、被害は大きかったようです。
電柱がポッキリ折れています。

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垂れ下がった電線。これを元通りにするのは相当かかるだろうなあ・・・
東京電力さん、おつかれさまです。。。

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あちこちにまだ倒れたままの杉やヒノキがありました。
通行には支障をきたしていないけれど、近いうちに伐り倒されるでしょう。

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裂ける様に倒れた杉。どんだけ重い雪だったんだろう。

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電柱が車を直撃しています。持ち主の方の心境やいかに・・・

今回の大雪で、
市の災害対策への遅れや危険区域の見直しなど、色々問題も出て来たようです。
私の所は19日に孤立状態から脱却出来ましたが、まだまだ除雪が進んでいない地域や停電が続く地域もあります。

山間部は高齢者の独居世帯も多いゆえ、これは早急に対応しないと。

そんななか、私もメンバーとなっている「フェイスブック飯能会」が手厚い応対をして下さいました。
電柱工事による停電や除雪の遅れによる孤立状態だった私の家や地域の事に本当に細やかな心遣いをして頂き、心から感謝しています。

他者の為に心を砕く。
なかなか出来ない事です。どうしても自分本意に考えてしまいがち。
今回の雪によって、人の心の温かさと冷たさを同時に思い知る事になりました。
そして、暖かい心を誰かにまた渡したいという気持になりました。

「優しさ」って、こうやって伝わっていくものなんだなあ。

誰かに手を差し伸べれば、その人がまたどこかで誰かを助けようと動いていく・・・

そういう連鎖の力を今回とても大切だなって感じました。

とは言え、
昨日、やっとこさ陸の孤島状態から復帰したばかりなので、まだ自分の周りの事で手一杯ですが、機会があればお助け部隊に参加したいと思います!!