かじかのつぶやき

絵を描き 写真を撮り 本を読み 猫と遊ぶ ときどきお仕事な日々。。。

パン喰い星人のガッカリ

なにをかくそう、パン大好き人間です。
ご飯より麺類より、パンが好き。

自分でも、高校生くらいの頃からバターロールや食パンなどを、粉をこねて作っていました。
最近は、ホームベーカリーで食パンなどを焼いたり・・・
素朴な味のパンと、マーマレードさえあれば満足な私です。

最近は手作りパンのお店も大分増えました。
今年はお正月2日に石窯パン工房サンメリーに行って、焼きたての素朴な無添加パンに満足♪満足。

そして今日も、針灸院の帰りにひとっ走り、某所まで。

飯能から近くて、広い道からちょっと入った所にあります。
私はまったく知らなかったのですが、昨年日テレの18時台ニュースで特集された為、大混雑が続いている模様。

ずっと気になっていたものの、病気やら何やらでずっと行きそびれていましたが、時間もあったので、昨年暮れに行ってみました。

そしたら・・・

な、何この大行列は????
車が駐車場の空き待ちで列をなしてます。
交通整理と道案内の警備員が管理していて、そりゃもぉエライ混みよう!
テレビ放映の力っておそろしい・・・(汗)
行列や待つのが苦手な私達は途端に気分も萎えてしまい、Uターンして帰りました。。

そして、今日はそのリベンジ。
開店時間の30分後に行ってみました。
折れる道の角には、もう道順のプラカードを持った交通整理員のヲジサンが立っています。

も、もう混んでるのか??

恐る恐る奧へと進むと、
何てことはない、駐車場は数台の車があるだけでした。
それでも駐車場には駐車場整理のヲジサンがいます。
空いた場所に車を停めて外に出ると、ヲジサンがつかつかと近づいてきて、

「本日はお買い物だけですか?こちらにお名前を書いて下さい」

え?
見ると、駐車場の隅に、名前と人数を書き入れる表が置かれています。
隣にはカフェ利用の名前の表が。
え?(汗)

行列の出来るレストランには、大抵出入り口の所に、名前と人数と禁煙・喫煙の区別を書く表がありますよね。
あれを書く事になるとは・・・
だってまだ混んでないじゃん。

つい「買うだけ」の方に名前を書く羽目になりましたが、空いてそうだし、メニューを見てお昼も食べようかな・・とか思っていたのでした。
私が表に書き入れると、それをみたヲジサンはトランシーバーで、

「お買い物のお客様入りまーす」と連絡。
目の前にお店の玄関があるってのにw

出入り口の所にはスタッフが待ち構えています。
「いらっしゃいませ」
ガラスの引き戸を開けてくれ、中に入ると、
「お買い物のお客様ご来店でーす!」とアナウンス(笑)

「いらっしゃいませ!」
右手にカフェのテーブル、左手にはレジとパンの棚。
おもったより種類は少ない・・・お値段は「たっかい!」と思えるものもあれば「わ、これは安い!」というものも。

実はもうこの時点で気分は萎え萎え。
映画館の入れ替え制じゃあるまいし、混んでない時間帯でもこうしてお客を駐車場から管理している事にひどく違和感を感じ始めていました。
買わずに帰ろうかとも思いましたが、それも何だか無駄足なので、

ライ麦パンLサイズ800円

水を使わず牛乳だけで練ったパン100円

根っこのパンはねじれた棒状でした。200円
その他にフルーツがどっさり入ってずっしり重いフルーツのパン600円を購入。

味ですが、
外側は歯ごたえ充分で中はしっとり、噛んでると粉の甘味が口の中にじんわりと広がります。
パン好きなら思わずうなる美味しさ。

でももう、多分行かないです。
車を降りた時点で「買うのか食べてくのか?」と訊かれるんじゃちょっとガッカリです。
大混雑を少しでも緩和して、行列のストレスが溜まっているお客様にスムーズに利用してもらうための苦肉の策なのでしょうが、開店直後の空いた時間帯でも同じ応対をされるのはちょっと引いてしまいます。
美味しいパン屋さんは他にもいくらでもありますもの。

某所の近くにはもう一軒、石窯でパンを焼くお店があります。
そこは初老の夫人が朝から1人で焼き上げ、出来た分を1人で売っています。
ここも山の麓の小さなベーカリーですが、暖かそうな人柄が滲む笑顔の素敵なオバサマと、可愛らしい猫たちが静かに迎えてくれるので、もう何度も買いに行っています。
味も本当に美味しくて、絵画教室のお仲間にも教えてファンを増やしました☆

次はそっちに行こう。
美味しいパンだったけど、残念だわ。